国内災害ICT支援活動拠点ネットワーク事業 ~熊本事務所の取り組み、熊本地震被災地及び令和2年7月豪雨被災地向け継続支援活動~

2024年6月26日(水)9:54

 

 

BHN熊本事務所(所長 色見 高司氏)は、2016年4月に発災した熊本地震被災地(熊本市、益城町、嘉島町、御船町、甲佐町、西原村、南阿蘇村等合計7市町村)において、復興フェーズ毎に(避難所フェーズ 6カ所、仮設住宅団地フェーズ 47カ所、災害公営住宅団地フェーズ 9カ所)、各種の工夫を取り入れた「ICTを活用した地域コミュニティ再生・活性化支援活動」を幅広く実施しました。熊本地震被災者支援事業

BHN熊本事務所は、上記に加えて、2020年令和2年7月豪雨被災地(八代市、人吉市、芦北町、球磨村等4市町村)仮設住宅団地集会所に、「BHNパソコンコーナー(パソコン、プリンター、ドコモWi-Fi設備等)」を開設して、「ICTを活用した被災地の地域コミュニティ再生・活性化支援活動」を実施しました。令和2年7月豪雨被災者支援事業

BHN熊本事務所は、2023年4月、熊本地震被災地の益城町木山下辻団地よりICTを活用した支援活動の継続要請を受けました。加えて、2023年12月、令和2年7月豪雨被災地の球磨村役場より二つの仮設団地向け支援活動の継続要請を受けました。BHN熊本事務所では、「国内災害ICT支援活動拠点ネットワーク事業」において、支援活動の継続要請に積極的に応えつつ、併せて、①熊本事務所の事業継続及び近接地域で発生する新しい国内災害へ即応体制の維持、②地震災害被災者支援事業で獲得した各種経験・ノウハウのデジタル資料化、③南海トラフ巨大地震及び首都直下地震等に備える「既得通信機材を利活用する広域災害後方支援ICT機能整備」等を進めています。国内災害ICT支援活動拠点ネットワーク事業

 

■研修場所、熊本県益城町木山下辻団地

2024年5月17日及び2024年6月19日に開催したスマホ研修会の模様を報告します。

 

● 2024年5月17日、みんな揃ってラジオ体操から

2024年5月17日、「スマホ教室」、熊本県益城町木山下辻団地、住民7人、講師はBHN熊本事務所の色見 高司氏、井嶌 都氏、吉田 和子氏、楠本 邦昭氏が担当しました。みんな揃ってラジオ体操から始まりました。この日のテーマは「スマホの各種活用法」、主任講師は井嶌 都氏が担当しました。

 

この日も、みんな揃ってラジオ体操から
(2024年5月17日撮影)

 

本日のスケジュール、スマホ学習項目を説明
(2024年5月17日撮影)

 

古い写真をスマホのデジタル化機能で新しい写真へ変換
(2024年5月17日撮影)

 

LINEのスタンプ機能デモ、受講者が近寄って研修中
(2024年5月17日撮影)

 

木山下辻団地の隣地では、200人収容規模多目的ホール・4つの研修室等が収容されるビルが建設中でした。完成時期2025年4月頃の予定です。

 

200人収容規模多目的ホール・4つの研修室等が
収容される益城町複合施設が建設中、完成時期2025年4月予定
(2024年5月17日撮影)

 

● 2024年6月21日、スマホを活用した防災対策

2024年6月21日、「スマホ教室」、熊本県益城町木山下辻団地、住民7人、講師はBHN熊本事務所の色見 高司氏、井嶌 都氏、吉田 和子氏、楠本 邦昭氏が担当しました。この日のテーマは「スマホを活用した防災対策」でした。LINEで13名と音声通話、LINEで全員同じ画面を共有して学習を試みました。

 

防災ハンドブックを使って復習
風水害から身を守る、最新防災情報の入手方法確認
(2024年6月21日撮影)

 

LINEで13名と音声通話、
LINEで全員同じ画面を共有して学習
(2024年6月21日撮影)

 

この日の参加者が揃って記念撮影
(2024年6月21日撮影)

 

■活動場所、令和2年7月豪雨被災地の球磨村

 

● BHNパソコンコーナー巡回設備点検

2024年6月21日、球磨村の球磨村さくらドーム仮設団地集会所及び球磨村グラウンド仮設団地集会所に開設しているBHNパソコンコーナーの定期巡回設備点検業務を実施しました。配備しているパソコンの部品交換作業も併せて実施しました。この日は、球磨川流域市町村のエリアマネージャー浦口 耕也氏、及び色見 高司氏・楠本 邦昭氏の3人が担当しました。

 

●球磨村役場総務課を訪問

2024年6月21日、球磨村役場総務課(主事 野口貴史氏)を訪問し、定期巡回設備点検状況を報告しました。併せて、今後は2カ月に一度の頻度で現地訪問しますが、万一何かがある場合、ご連絡いただければ即応しますとお話しました。野口 貴史氏から感謝の言葉を頂戴しました。

 

 

国内災害ICT支援活動拠点ネットワーク事業
理事(プロジェクトマネージャー)
有馬 修二

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*BHN 自主事業「国内災害ICT支援活動拠点ネットワーク事業」、事業期間:「2019年4月1日~2027年3月31日(以後、継続していく予定)」は、西日本電信電話株式会社(CLUB NTT-West)、NTTファイナンス株式会社、株式会社NTTドコモ(d POINT CLUB)のポイント寄附にてご支援いただいて、事業を継続しています。
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